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4/4 photo by Noriko-san



花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに


小野小町  『古今集』春・113



色あせて 散りゆく花に
老いたる 自分のすがた 重ね見るも いとおかし

咲き始める蕾も、満開を迎える花も、舞い落ち行く花びらも、
すべてに宿る美のうつりを、呈してくれる花の色にこころを映して。



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蕾の石神井公園 

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咲き始めました 3/30

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満開! 4/7


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時間は無常であるがゆえに、
そこにこそ
人生の豊かさがあることを
一瞬一瞬の花の精が見せてくれているようです。


皆さまに、ここち良い春の訪れでありますように

2024.03.02 雛月
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冬ごもりしていた生きものたちも、そろそろ目覚める頃でしょうか。

まだ肌寒い日が続きますが
見え隠れする春の兆しに
柔らかい日差しがうれしい季節を迎えました。


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ひと雨ごとに春に近づいていると思えば、雨もまた嬉しく感じられます。

暖かい日はもうすぐそこに


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2024.02.14 歳月不待人
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歳月人を待たず...とはよく言われたことでありますが、

新年から、ブログの更新を怠っているうちに
早咲きの梅も河津桜も、春の気配を漂わせてくれる頃となりました。
皆さま、いかがお過ごしでしょう。


先月末、NPO法人・生と死を考える会「教養講座」には多数ご参加頂き、
たいへん嬉しいご感想を多々頂戴致しました。
お陰さまで、無事に務め終えることができましたこと、
ご聴講頂きました皆さまに心からお礼申し上げます。


「死に続く生、無の中の有を思い描くこと、つまり物語ることによってようやく、死の存在と折り合いをつけられる。物語を持つことによって初めて人間は、身体と精神、外界と内界、意識と無意識を結びつけ、自分を一つに統合できる。人間は表層の悩みによって、深層世界に落ち込んでいる悩みを感じないようにして生きている。表層的な部分は理性によって強化できるが、内面の深いところにある混沌は論理的な言語では表現できない。それを表出させ、表層の意識とつなげて心を一つの全体とし、更に他人ともつながってゆく、そのために必要なのが物語である。物語に託せば、言葉にならない混沌を言葉にする、という不条理が可能になる。生きるとは、自分にふさわしい、自分の物語を作り上げてゆくことに他ならない。」
(河合隼雄・小川洋子著 『生きるとは、自分の物語をつくること』 p127)


ここにあるように、
今回の講義は私の「物語」を表出させて頂いた機会であったのかもしれません。

「生きるとは、自分にふさわしい、自分の物語を作り上げてゆくことに」
なにか繋がる営みに、微力ながらお役に立てたなら大変光栄です。



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盛年不重来  盛年重ねて来たらず
一日難再晨  一日再び晨(しん)なり難し
及時当勉励  時に及んでは当(まさ)に勉励すべし
歳月不待人  歳月は人を待たず
 
(陶淵明『「雑詩』其一)


盛りの年は二度とはない
今日という日は再び来ないのだから
楽しめる時を存分に楽しもう!
歳月は人を待ってはくれないのだから!!

「CARPE DIEM(今日一日の花を摘め)」


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刻一刻と染められゆく黄昏時に 修善寺にて 2.10


2024.01.04 新年



あけましておめでとうございます


新年早々悲しい不意の変事に見舞われる幕開けとなりました。
日本、世界の静穏が早く訪れることを願わずにいられません。


元旦の日経新聞の第二部に、
奈良の興福寺の多川俊映貫首と成田悠輔氏の「唯識」に関する対談記事がありました。

唯識 (vijñapti-mātratā )は、
五世紀のインドで無著(Asaṅga)と世親(Vasubandhu)によって大成された
大乗仏教の一大学派で、唯識瑜伽行派(Yogācāra)の重要な教説です。



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昨年夏、4年ぶりに訪れた興福寺の中金堂です


「千年後未来 何を残す」
「輪廻転生 唯識が培う」

昨年は、サンスクリットの原典から読み解く世親著の
『唯識三十頌』を学んでいたこともあり、記事に目が留まりました。


一切の存在は、「唯」(ただ)心の「識」(はらたき)がつくり出したあらわれにすぎず、
「私たちは自らの心のありように即して、外の世界を認識しているという考え方」をもち、
(括弧内、新聞記事より)

その一切の存在を生み出す根底には、
アーラヤ識(阿頼耶識 ālaya-vijñāna)とよばれる深層心の識が設定され、
このアーラヤ識の中に、
過去の業(行為 karman)による影響が種子(bījaka)として蓄えられ、
この種子から現在、未来にわたり自己の身心と自然界が生まれるとされます。


ですので、この識の汚れた種子を滅して
清浄な種子で満たすために瑜伽行というYogaの瞑想法の実践が説かれます。


この種子と収穫の関係は、クラスで取り上げる
「言語→思考→行動→習慣→人格→運命」とも関連しているでしょう?




「唯識法相の教えでは、煩悩を断ち切り成仏するのに、
三大阿僧祇劫(さんあそうぎこう)の修行が必要と説かれる」(新聞記事より)


一劫がおよそ40億年とされます!
阿僧祇(asaṃkhya)という気の遠くなる長い時間軸をもつインドに驚きですが、
今私たちの肉体を取り巻いて起きている諸事象も、
大きく広く、長い時間軸をとって考えることができたなら、
新たな目で世界を捉え、認知し、
より善い行為を促す一助となってくれるかもしれません。


今生の物理的な時間軸だけでなく、
大きな流れの時間を自身のうちに取り戻すべく、
さまざまな角度からの学びを深めて、
皆さまと共に生を高め合えるような「喜び」を増していきたいと心新たに致しました。


皆さまが平穏で笑顔多き一年になりますよう心よりお祈り致します。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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広大な朱雀大路の突き当りに見る平城宮の「朱雀門」、平城宮跡歴史公園にて

2023.12.27 明歴々露堂々
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床の間に掛けらたお軸の禅語、
なんて読むのかしら、、、
宿題をもち帰ってまいりました


昨日の目白庭園です。

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photo by Aikoさん


この一年間がんばってくれた体と心に感謝をこめて、
ゆったり流れる庭園の時の流れにしばし身をゆだねヨーガを行いました。



「明歴々露堂々」(めいれきれき ろどうどう)とは、
「歴々と明らかに、堂々と露(あら)わる」という意味で、
「明らかにはっきりあらわれていて、少しも覆い隠すところがない」ということ
(出典「茶席の禅語選」)


宇宙の大生命、森羅万象のdharma(法、真理、支え持つもの)と呼ばれるものは、
どこかに隠れているわけではなく、
その原初からありのままに現われていて、
それに気づく心(思)が大切、ということでしょうか。


凡人にはなかなか難しいことですが、
見えるもの、聞こえるものから、意識を呼吸に合わせ、
身体を味わい、心を調えていくなかで、

自然そのまま、ありのままが、
いまここが、すでに尊いことだと気づかされます。


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photo by Tokoさん

29日は今年最後のオンラインクラス!
またこの一年間、ご一緒いただきました皆さま、
温かくお支え頂きましたことに心から感謝申し上げます。


2023.12.12 節目
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これまで出会えたすべての人に、私は育まれ今の自分を作っていただきました。

節目のここに至れたことに、ご縁を頂いた皆さまに、心から感謝いたします。



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 個人あって経験あるにあらず、経験あって個人があるのである、
 個人的区別より経験が根本的である。


西田幾多郎先生は、 『善の研究』の序の中で仰っております。


これまでの辛く悲しい出来事、またその時々の喜びや嬉しみの経験によって
今の自分があることを思わずにいられません。


先の人生に起こるであろう様々な出来事に、
都度そのこと自体を深く味わえる自分であれるよう心して、
努力し歩を進めていきたいと思います。

こんな私ですが、
皆さまどうぞ引き続きよろしくお願いいたします




<宇治上神社と宇治神社 見返り兎も^^>


寂しいことにもう両親はおりませんが、
お宮参り、七五三のお祝いをしてもらった場所に立ち、
叔父叔母に還暦のご挨拶をしてまいりました。

いつ訪れても、宇治川界隈の空気は優しく包んでくれます
有り難きふるさとです。










東福寺 通天橋庭園の黄金色に染まる紅葉に
人生の景色を重ねておりました。

それぞれの季節の楽しみ方があるように、
移り変わり行く季節を楽しみ愛でてまいろう (^-^)!


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この度は、グリーフケア(大切な人の死などに伴う悲嘆へのケア)に関わる活動をされているNPO法人・生と死を考える会「教養講座」のご案内をさせて頂きます。


この講座は 「生と死について学ぶ場として」、さまざまな分野における先生方が登壇される年に一度の機会です。本年度は『いのちの時間を生き抜く希望ー現在・過去・未来を貫くもの』をテーマに、来年一月よりオンライン開催されます。

おそれ多くもこの度、大学の諸先生方にまじって講師を務めさせて頂くこととなりました。私が担当する日は1月29日で、今資料づくりに勤しんでいるところです。

ご参加頂けましたら大変嬉しく思います。
お申し込みはポスター右下のQRコードから、もしくはHP「教養講座」から可能です。


身近にこのような講座に関心をお持ちの方、また必要な方がいらっしゃいましたら、お伝えいただけましたら幸いに存じます。よろしくお願い申し上げます。