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この度は、グリーフケア(大切な人の死などに伴う悲嘆へのケア)に関わる活動をされているNPO法人・生と死を考える会「教養講座」のご案内をさせて頂きます。


この講座は 「生と死について学ぶ場として」、さまざまな分野における先生方が登壇される年に一度の機会です。本年度は『いのちの時間を生き抜く希望ー現在・過去・未来を貫くもの』をテーマに、来年一月よりオンライン開催されます。

おそれ多くもこの度、大学の諸先生方にまじって講師を務めさせて頂くこととなりました。私が担当する日は1月29日で、今資料づくりに勤しんでいるところです。

ご参加頂けましたら大変嬉しく思います。
お申し込みはポスター右下のQRコードから、もしくはHP「教養講座」から可能です。


身近にこのような講座に関心をお持ちの方、また必要な方がいらっしゃいましたら、お伝えいただけましたら幸いに存じます。よろしくお願い申し上げます。


2023.11.02 Yogaの国
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インディラ ガンディー(デリー)空港のYOGA ROOM!
そこにはMeditationできるスペースも併設されているそうな


長期出張中の娘から時折りおもしろい写真が届くのですが
オフィスに向かうところにはこんな壁画も(°_°)

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どこでもYOGA さすがインド!


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滞在中のホテルでは毎晩ベッドルームにこんなおもてなしを頂いているようです。
タオルでアート なんてユニークで精神豊かなインドなのでしょう(^-^) 
さすがYogaの国♡

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2023.10.12 天高く



やっと秋の深まりを感じる季節となりました。
皆さま いかがお過ごしでしょうか。


私は今、
来年早々の新しい一つのプロジェクトに向けて
日々思考を重ねているところなのですが、


実りの季節に、
外側に内側に、今ここたっぷり味わい
豊かに今秋を満喫しましょうか。

10月のヨーガ 引き続きよろしくお願い致します。



@国立西洋美術館

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@矢来能楽堂



美しい花がある。花の美しさという様なものは無い
という小林秀雄の有名な言葉がありますが、

極端に言えば、絵や音楽を解るとか解らないとかいうのが、もう間違っているのです。絵は、眼で見て楽しむものだ。音楽は、耳で聴いて感動するものだ。頭で解るとか解らないとか言うべき筋のものではありますまい。先ず、何をおいても、見ることです。聴くことです。
『美を求める心』(小林秀雄全作品 第21集)


まさしく「眼で見て楽し」み「耳で聴いて感動するもの」をここにみいつけた (*^_^*)


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わしゃ凡夫じゃから悟りは開けんよ。
坐禅をやっても悟りは開けん。
ただ坐禅をやっている間は、苦しみを忘れるわな。
それでいいのじゃ。
人間はみな煩悩をもっている。
それを相手のせいにしちゃいかん。
自分で始末する。
そこが大切なことじゃね」

(『大拙と幾多郎』p207 『野村洋三伝』)


以前のブログで、横浜ホテルニューグランド建設に携われた野村洋三氏を引用しました。


 「ホテルで洋三は、泊まり客の間を握手して歩くのをひとつの仕事としていた。心をこめての握手であった。異国に来て淋しい思いをしているひとたちには、その洋三の握手が、殊のほか見にしみて感じられる温かさだった。そういう評判であった。外国人だけでなく、握手の習慣のない日本人でも、洋三に手を出されると、ごく自然に手を出せて不思議かられた。
 (七十年近く交流のあった)大拙は、弔辞の終わりに妙好人の例を引き、洋三をそれになぞらえてこういった。「きみはある意味ではsophisticated妙好人であった。仏教の慈悲心はまた柔軟心にほかならぬ」」(p313)


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先月、ホテルニューグランドのマッカーサールームにカンファレンスで訪れる機会があり、
この大拙と洋三氏に思いを馳せ、温かい気持ちでおりました。


「柔軟心」は、相当な鍛錬が必要だけど、
柔らかく、しなやかな心で生きられるよう常に呼吸を整えておこう。

今日も呼吸。ありがたい、ありがたい



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「洋三は、東慶寺の美智の眠る墓に葬られた。隣には弥吉が、その先の隣りには大拙自筆の「鈴木大拙夫妻之墓」という墓石の下に大拙夫人ピアトリスが眠っている。そして宗演も、すこし高い所で見守っている」(p313)


こんどは東慶寺を訪ね、お泊まりで来よー(^-^) 

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2023.08.10 蓮の実
立秋を迎え、心なしか朝夕吹く風に、
夏の峠がそろそろ過ぎようとしている気配が感じられます。


美しい姿を楽しませてくれた一つの白蓮に、実がなりました!


「大賀蓮」という蓮の品種はなんと、二千年前の種も発芽するくらい
蓮の種はとてつもない生命力を持っているそうです。

いにしえの、遥か遠い遠い昔から、途方もないスケールで、
神秘的な生命力を宿し、子孫を保ってきたのですね。



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何百年も芽を出さずに眠ることができるといわれる蓮の種。

簡単には発芽しないといわれるのですが、
主人が昨年開花した白蓮から受け継いだ実の発芽に挑戦しました。


昨年の秋頃、黒く硬くなった蓮の実を採集して、
今春になって四つの種を紙やすりで削って、浸水させて、発芽を待ちました。


するとそのうちの二つに芽が出ました。発芽の成功です


さらにそのうちの一つから、

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今、やわらかい葉っぱを付けた茎たちが、
水中から一所懸命に、立ちのぼってきています。

たった一つの小さな実の、なんて逞しい生命力でしょう。



あのー、もしかして、何百年もまだ眠っていたかったかしら...
目覚めさせてしまってごめんなさい(^_^;)



蓮の花は、人生のあまたを教示してくれる智慧の象徴ですね

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2023.08.01 大地の恵み
シェア畑の野菜たち
堪え難い連日の暑さにもすくすくごろごろ育ってくれました。


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今夏は長茄子、モロヘイヤ、フルーツトマトにピーマンが豊作で
毎週食卓を潤してくれました。


真夏の大地の恵みを頂いて、
生かされてここにある身体を感じます


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赤とんぼに季節の移り変わりを感じる頃となりましたが、
連日の蒸し暑さに夏の疲れが出ませんよう、体をいといながら過ごしましょうね。


8月もどうぞよろしくお願いいたします



2023.07.26 暑気払い^^
連日の炎暑に、エアコンをフル稼働させるこの頃です

厳しい暑さが続ておりますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。


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著書『謎の哲学者ピュタゴラス』(左近司祥子著)に、面白い箇所があり、
皆さんと、クスっと笑いで暑気払いできたらと、、以下です。


アリストテレスの『断片集』、『ピュタゴラス派について』という著作の中で、
ピュタゴラス派のかなり奇怪な禁令集「シュンボロン(symbolon)」に対し、
アリストテレスが、彼らの見解を理解しようと(?)、丁寧に解釈をしているのでした。
(p151-152)


そのいくつかを挙げたいと思います。

シュンボロン(「べからず集」)
←矢印以下はそれに対するアリストテレスの解釈を示しますね。


①秤りを踏み越えるべからず。
(人より)余計取ろうとするなということ。公正を踏み越えてはいけないということ。

④心臓を食べるべからず。
悲しみで自分を苦しめてはいけないということ。悲嘆を心から追い出すことの勧め。

⑤一日の糧の上に座るべからず。
働かないで生きていてはいけないということ。

⑥旅立ったなら、引き返すべからず。
死んだのに、この世の生に執着してはいけないということ。
死んだあとは、この世の生を惜しんではいけないということ。


⑦大通りを歩くべからず。
多数者の意見に従うことを禁じ、少数の教養ある人の考えに従えということ。
多数者の間違いの後を追ってはいけないということ。


⑧ツバメを家にいれるべからず。
おしゃべりで、口舌の抑制がきかない人々と同じ屋根の下に住んではいけないということ。

⑨荷を負うものの荷を加えるのを助けよ、減らすのを助けるべからず。
楽をするために協力するのではなく、徳のために協力することの勧め。
徳に向かう人を励まし、怠慢な人を見捨てろということ。



さすが、徳の人アリストテレス!
どこまでも涙ぐましい努力を惜しまない哲人でありました^^

「どんなに奇妙に見えようと、それは普遍的でなければならない。
そうでなければ皆に妥当するはずがない。
だから、何を意味しているのかの解釈が可能であり、そして、必要なのだ」
(p160)


さて、奇妙な「べからず」に、皆さんならどんな解釈をなされますか?
しばし、暑さを忘れて、古代ギリシャにタイムスリップしませんか


えっ、余計に暑くなったって、、?



こんな毎日にこそ、
涼やかに呼吸し、ここち良い風を身心に巡らせていきましょうね

引き続きYoga!ご参加お待ちしております。