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「主は万物の心の中にある。
そのマーヤ-(幻力)により万物を、
からくりに乗せられたもののように回転させつつ。」

 『マハーバーラタ』の中の一編『バガヴァッド・ギーター』18-61より


マーヤ-とは「プラクリティ」のはたらきのこと。
それはすべての現象世界を創り出すチカラです


このところ投稿していた観覧車に法輪、そして曼珠沙華。
そしてその大切な中心車軸となる、sukha。

なんだか今夏以来、、曼荼羅のよう^^、大きな気づきをいただいています。

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こちら紀子ちゃんにいただいたお茶杓(#^.^#)



話を戻しまして。

インドの古典文献を数多く著作された上村勝彦氏は
『マハーバーラタ』を翻訳されながら、
「ありがとう、ありがとう」と
いつも心の中で呟いていらっしゃったそうです。


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この生でいま自分がおかれている境遇はすべて天の計らいと知り、

執着を離れ、結果を恐れず、

いまなさねばならないこと、いまできることを、ひたすら遂行せよ。



私はヨーガに出会い、なんども読み続けている著書ですが、
また新たな視点をいただきました。


期待を裏切らない本当にすばらしい舞台!

現在の世界情勢の中、観るひとに感動と多くの示唆を与えてくれます。
歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」ぜひお勧めです


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シヴァナンダ・ヨーガで修行を終えたとき授けていただいた名前がKarunaでした。
今回の主役を演じられた菊之助さんにあやかって漢字名、「迦楼奈」にしよう

ヨーガの基本の座法にsukhasana(スカーサナ)と呼ばれる「安楽座」。

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その「sukha」というサンスクリット語は、完全な穴、良いスペースという原義から
「良く完全につくられた軸穴、車軸をもつ車輪」を意味して、
「スムーズに回転する車輪をつけた車の乗り心地の安楽さや快適さ」を、
そして、安楽や幸福、満足などを意することばになったという。


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2013年私ども家族のNYからの帰国とほぼ同時に
JETプログラムでAssistant Language Teacherとして来日していた娘の親友エミリーが
日本での歳月を経て、次のステップに向け、昨日元気に成田を発ちました。

コロンビア大学の4年間と日本での4年間、
娘の成長といっしょにずっと見守ることができた幸せと寂しさを味わう夏です



先週は仕事が多忙な娘をおいて(^.^)エミリーと横浜ふたり旅に出掛けました。

大学時代から娘とエミリーは阿吽のなかで、まるでツインのよう
なので私も本当の娘のような感覚です。


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滞在していたホテルから眼下に回転する美しい観覧車をみていて、ふと思いました。
先に触れたヨーガの安楽座の語源、sukhaです。

スムーズに動かしている観覧車の車軸の中心は、みずからは動かず変化はしない。
それはすべての動きを生み出している空性で、それは即ち涅槃でも。


絶え間なく変化しつづける美しい観覧車が、輪廻と涅槃が一体化しているように見えてきて、
sukhasanaは、そんな輪廻即涅槃の世界を観察するヨーガの坐りかと。

夜景をながめる真夏の夜の夢のひとときでありました


車軸が確かであるように。
人生の回転を楽しめますように。



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三渓園にて

9月からスタンフォード大学院でさらなる研鑽を積み進むエミリーに
日本の母は遠くからエールを送っています



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2017.07.28 空海の祈り
きょう午後4時の中野の空です

刻々移ろう相に、「ある」とはなにかと、
空海の祈りに馳せて今日の空、眺めています

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なんと大空は広々として静かなのか
万象を天地自然に一気に含み
大海は深く澄みとおり、水という一つの元素にさまざまな生命が宿る。

このように一は無数の存在の母胎であると知ることができる。

空(くう)はあらゆる現象の根本である。

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それぞれの現象は不変に存在しているものではないから空であるというが
それでも一切のものがそのままに存在している。

この絶対世界の存在においては、空は実在であり
現象は不変の存在としてとどまることがないから、実在するけれども空である。

存在するものは空と異ならないから、
もろもろの現象が起きても、それらはそのままに空であり
空は存在するものと異ならないから、存在の諸相は否定されても、
否定された諸相をもつものがそのままに存在する。

だから、存在すなわち空であり、空すなわち存在である。

すべての存在現象はそのような真理をもつ。

そうでないものは何ものもない。

それは、波は水があるから起きるが、
波が起きないからといって水は存在しないといったことにはならないのと似ている。

そう、水じたいがそこに実在しているから、波といった現象が生起するのだ。

『十住心論』巻第七「大意」の章~空海

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水は、
存在の可能性を秘めたすべての潜在性を宿しているという。

『リグ・ヴェーダ』によると、「月」は水の容器、貯蔵庫で、
天空の時間をはかって区切りをつくっているそうです。

水も月も周期的な反復をあらわすシンボルだけど、
その中で常になにかを生み出している。


あっという間に7月も終わろうとしていますが、
今月はなにを生み出せたでしょう

みなさまの今日の空、どのようですか。

2017.05.24 Om Namah Sivaya
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インドのシヴァナンダ・アシュラムからのお土産に、とジャパ・マーラーをいただきました

ガンジス河で清めてきてくださったとのこと。
なんて有り難き贈りものでしょうか。

今の私にいちばん必要なもの、、
神さまはちゃんとはからってくださっているよう

ひさしぶりにKarunaのマントラ唱えています。



変化することによって物事は終わり、また始まる。

呼吸がそうであるように
始まりと終わり、終わりと始まり。。

自らの無知を取り払い、勇気をもって進めますように

2016.12.21 今日の青
玄関で遊んでみました

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朝、洗濯物を干しながら空を眺めると、
太陽に照らされた下弦の月が、恥ずかしそうに西の空から地球を見守っていましたよ。

 『青い鳥』の「未来の王国」みたいな今日の空。

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「未来の王国」とは、まだ生まれない子どもたちがいる世界です。

そこは、目に見える何もかもが青色に染まっていて、
どの子もみんな空色の服を着ているのでした。



子供たちは「生まれたら何をするか」、を考え、研究しながら、
定められた生まれる「時」、順番を待っています。


地上でみんなを幸福にする機械を発明しようと考えている子、
人間の寿命をのばす33種類の薬を発明しようと考えている子、
翼がなくても鳥みたいに空中を飛ぶ機械を研究している子、
月の中に隠してある宝を見つけるためのものを考えている子、

お花を改良する研究をしている子、
果物の研究、野菜の研究…

太陽系の遊星の総同盟をつくろうとしている子、
地球に純粋な喜びを持って行こうとしている子、
地上に不正をなくそうとしている子、


子どもたちは一所懸命に考えて、生まれる時を待っています。

そこには、
「死」を征服することになるらしい子もいました。



「みんななにかを地上に持っていかなければいけないんだよ。
手ぶらで出て行くことは止められているんだ。」

「それはだれがとめるの?」

「扉のところに立っている<時>だよ。」

子どもとチルチルの会話です。


その<時>が語ります。
決められた順番、時じゃないのに、出て行こう(生まれよう)とする子どもに向かって、

「もう一度こんなことをしてみろ。もう二度とできないよに、
わしの妹の<永遠>のそばでいつまででも待たせてやるぞ。
それがじつにつまらないことだぐらいは知っているだろう。」

<時>の妹が<永遠>で。。それはつまらないことと、、

深いな。




「未来の王国」で青の子どもだった頃の自分が
たとえ、どんな運命を選択していたとしても…、

真実(ほんとうの幸福)は、
なんにも分別しない差別のない自分の内にある!


そんな勇気をくれる今日冬至の空でした。

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2016.12.14 『青い鳥』 
「あなたのおうちには、戸や窓が破れるほど『幸福』でいっぱいじゃありませんか。」

『家の中の幸福たち』の声がしそうです

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友人からお庭の採れたてレモンとユズを頂きました♡

🍋蜂蜜漬けで風邪予防に~
爽やかな香りが部屋中に溢れています

桂子ちゃん💕ありがとうございます。



メーテルリンクの『青い鳥』

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みずみずしく、美しくて実に素晴らしい舞台でした。
大賀先生、ご紹介くださいましてありがとうございました。

「未来の王国」はプラトンのミュートスさながらです❣️


幻想的なストーリーながら、哲学的なテーマが散りばめられている戯曲に、
いまいちど原作に触れたくて、堀口大學氏訳の本を手にしました。

おなじみのテーマ、幸せの青い鳥をさがして~
「実は(しあわせの)青い鳥は、家にいた」、というあの物語です。


本のあとがきに、
「万人のあこがれる幸福は、~~ほんとうの幸せは日常生活の中にこそ
さがすべきだというのがこの芝居の教訓になっているわけです。」
と、訳者のことばでしめられていますが…

否、
メーテルリンクの言いたかったことはそんなことだけではないのでは。。


<と、ここから長めの独断の感想になります故、お許しください。
お読みでない方は、ここからネタバレお進みにならない方がいいです



「どこにでもあってどこにもないもの、見えるようで見えないもの、それこそが青い鳥」

「青い鳥を捕まえる」、ということは、
「全ての真理を見通せるようになる」、ことと示唆されていて、
「幸福」は別のカタチで様々に登場しています。


チルチルの魔法の帽子についたダイヤモンドを回すと、
日常では知れない視点から世の中を体験できるようになっています。

ふたりは、旅を通じて「物自体」の視点を手に入れて、
多くのことを学んで帰ってきました。


家に戻ったふたりはもう帽子のダイヤモンドを使わなくても、
物事の本質を見られるようになっています。

だから家に帰って来たとき、自分の家に飼っていた鳥の中に
『青』を見ることができました。



「本当の幸せはいつも自分たちのすぐそばにあるが、
なかなか気づくことはできないし、
気づいた瞬間に手をすりぬけてなくなってしまうかもしれない。」

幸せとは「探す」対象、モノや状態なんかじゃなく、
「気づくこと」、そのまなざしのこと。



さらに根底には、
二元的立場や二項対立に分かつことの危険を示唆している作者のようにも。


主人公が兄妹でペアに、光と夜、火と水の精…
陰陽で登場するキャラクターたち。


最後のシーンで、病気から治った隣の娘をみて、

「あのこ『光』にそっくりだよ」、
と二人がびっくりしたのは、

最初は飼っている自分の鳥を誰にも渡したがらなかったチルチルが、
旅を終えて、(新たな視点を得た彼は)娘が治るようにと(二項対立の解消)、
「青」くなり始めた自分の鳥をあげることが出来たから、
娘に真実の「光の分有」(ここはプラトン主義的に) がみえたのでしょう。


「いいよ。もう泣くんじゃないよ。
ぼくがまたつかまえてあげるからね。」

チルチルたちにはもう「青い鳥」といういう象徴は必要がないので、
飛んでいってしまったのではないでしょうか。



1911年にノーベル文学賞を受賞したこの作品の主題は「死と生命の意味」でした。

『ツァラトゥストラ』の著作の中でニーチェは「神は死んだ」と宣言し、
西洋文明が始まって以来の、
特にソクラテス以降支え続けた西洋の思想の死を告げた時代のこと。


そして、
ヨーロッパが主戦場になった人類史上最初の世界大戦が勃発したのは
わずかこの数年後のことでした…

そんな時代的背景にも思いを馳せながら、
メーテルリンクがほんとうに伝えたかったことを考えるのも楽しい観賞です


幻想的な世界へのいざない~探しにいこう、真実の在り処。
クリスマスイブの物語この季節の読書にいかがですか。


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「そそぎ込む月の光にも、
ほほえむ星の輝きにも、
上ってくる夜明けの光にも、
ともされるランプの光にも、
それからあなたたちの心の中のよい明るい考えの中にも、
いつもわたしがいて、
あなたたちに話しかけているのだということを忘れないでくださいね。」
  

2016.11.30 秋のひと日
いち枚 いち枚、いのちの循環。
秋がお別れを告げて、冬を迎えているよ

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深まりゆく秋
如何お過ごしでしょう。


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外苑前の銀杏並木です。

真っ青な空に、黄金色に染まった木々が
天高くそびえ、彼方へとつながっているみたい。



特別展ー日本画の破壊と創造ーより 『炎舞』
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「梯子の頂上に登る勇気は尊い、
更にそこから降りて来て、
再び登り返す勇気を持つ者は更に尊い」

速水御舟(1894-1935)



モノを観る眼差し、その洞察力。

人間は物自体を捉えることはできないけれど、
芸術の世界は其れが「何ものか」を、ただ、感じさせてくれる。

柔らかく、しなやかに感受するこころ、大切にもっていたいな。


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はぁ~っ 深~く吐いて♪
清々しい気を全身に浴びて、さぁ来る冬に備えようね

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