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2021.04.27 動きとこころ
自然の世界のなんて豊かなことでしょう。
色とりどり、次々と、
グナによる開展を見せてくれているようです。


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オンラインでヨーガクラスを開始して、季節が一巡しました

まだまだ先行きの見えない中ですが、
掛け替えのない「今ここ」、味わっていき(活き・生き・行き…・息し)よう。



先週クラスで話題にした『動きが心をつくるー身体心理学への招待』(春木豊著)から
以下の5つおさらいです。

〇呼吸で「呼息」「腹息」「長息」の三つを意識すると、心が落ち着き、気力が充実する
〇筋肉の緊張をやわらげると、恐怖心が治まる
〇笑顔を禁じると、おもしろいという感情も減る
〇ずっとうつむいた姿勢でいると、鬱っぽい気分になり、前頭葉も活性化しない
〇速いテンポで歩くと、活動性が高まる



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空を仰いで胸を広げ、肩の力は抜いてゆっくりと吐き

背筋を伸ばし、足裏には大地をしっかりと感じて

口角キュッと上げて、顔晴(がんば)ろう~

その動きが心をつくる、心をつくっていく!


2021.04.08 自らが輝く
 Kandinsky; Self-Illuminating(自らが輝く)1924
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 @Artizon Museum


マハーバーラタ、バガヴァットギーターの哲学的思考の根拠となっているサーンキヤ。
ヨーガの教えは、そのサーンキヤ学派の学理的体系である二元論を前提としています。


開展したもの、ならびに未開展の第一原因(プラクリティ・プラダーナ)は、
三種の構成要素(3つのグナ;サットヴァ・ラジャス・タマス)から成る。

一方、精神原理(プルシャ・アートマン)は、
(検証を要する対象を提示された)証人であること、
(三種の構成要素を離れて)独存していること、
(三種の構成要素の本質をなす快、不快、消沈に関係なく)中立であること、
(非精神的な諸原理(グナによって開展される活動を)観察する者であること、
(自らは何物をも生産しない)非作者であることが成立する。
 『サーンキヤ・カーリカ―』19



上のカンディンスキーの絵を見たとき(観察する者であったとき)、
ふとこのサーンキヤの詩頌がよぎってしまいました(^-^)


オンラインを通してヨーガクラスを始め1年が経ちました!
繋がっていただいている皆さまに、心から感謝申し上げます。


スタジオで安心してヨーガができるまで、対面でお目に掛かれないのは大変寂しいですが、
開展する現象世界において、
「自らが輝く」ヨーガをお届けできるよう精進してまいります

引き続きよろしくお願いいたします。