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2023.06.15
「わしゃ凡夫じゃから悟りは開けんよ。
坐禅をやっても悟りは開けん。
ただ坐禅をやっている間は、苦しみを忘れるわな。
それでいいのじゃ。
人間はみな煩悩をもっている。
それを相手のせいにしちゃいかん。
自分で始末する。
そこが大切なことじゃね」

(『大拙と幾多郎』p207 『野村洋三伝』)


「坐禅をしたり少林会をやっているけれど、悟りを開いているのか」と
娘に尋ねられた時の野村洋三氏の答えに、思わず笑みがこぼれました。


「「苦しみを忘れる」というのは、
厳しい、不安定な、常に揺れているような現実の頼り無さを克服できるということ」


「坐っていると気持ちがいいですな」

斯くも偉人がこう仰っていたのですから、
さあ、わたしたちも坐りましょ

今週もご参加お待ちしております。