| Home |
2015.03.16
自分の感受性くらい、自分で守れ
昨日訪れた哲学堂公園、河津桜が満開でした~

3月も足早に~はや半ばを迎えましたね。
1日訪れた山種美術館の「花と鳥の万華鏡」より
上村松篁の《白孔雀》

絵はがきから~
ここは何処…
息を呑む美しさに、
ふわーっと異次元へ誘われてしまいそう…
モノを観ることから何を感じ思う?
観察者が問われるアートの楽しさ、
今の自分との対峙。
観る営みは、いつも自分の心を映す。
まさしく万華鏡をのぞく思い。
7日は国立博物館へ。
「みちのくの仏像」を訪ねました。
力強く、荒々しささえも感じる仏像は
慣れ親しんで観てきた優美な京都や奈良の仏の姿とは大きく違い、驚きです。
小雨の中、梅もしっとりやさしい表情~(#^.^#)

翌日、日本橋クラス(^-^)/
「いま日本橋高島屋で『高野山ー祈りの美』が開催されていますよ~」
思いがけない嬉しいお誘いに、クラスのあと立ち寄りました。

譜面台においた図録から^^~
明治時代以降、高野山に奉納されてきた美術品の数々に、
開創1200年に合わせ中島千波氏によって制作された襖絵、
みごとな12面の桜は
もうため息もの~
好きな詩があります。
茨木のり子さんです。
自分の感受性くらい
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

忘れないよう…
そんな春を迎える日々。

3月も足早に~はや半ばを迎えましたね。
1日訪れた山種美術館の「花と鳥の万華鏡」より
上村松篁の《白孔雀》

絵はがきから~
ここは何処…
息を呑む美しさに、
ふわーっと異次元へ誘われてしまいそう…
モノを観ることから何を感じ思う?
観察者が問われるアートの楽しさ、
今の自分との対峙。
観る営みは、いつも自分の心を映す。
まさしく万華鏡をのぞく思い。
7日は国立博物館へ。
「みちのくの仏像」を訪ねました。
力強く、荒々しささえも感じる仏像は
慣れ親しんで観てきた優美な京都や奈良の仏の姿とは大きく違い、驚きです。
小雨の中、梅もしっとりやさしい表情~(#^.^#)

翌日、日本橋クラス(^-^)/
「いま日本橋高島屋で『高野山ー祈りの美』が開催されていますよ~」
思いがけない嬉しいお誘いに、クラスのあと立ち寄りました。

譜面台においた図録から^^~
明治時代以降、高野山に奉納されてきた美術品の数々に、
開創1200年に合わせ中島千波氏によって制作された襖絵、
みごとな12面の桜は
もうため息もの~

好きな詩があります。
茨木のり子さんです。
自分の感受性くらい
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

忘れないよう…
そんな春を迎える日々。
TOKO
茨木のり子の詩は骨太で男性的だけれど情に溢れていてよいです。この詩も大好きです。
薄っぺらなポジティブシンキングの自己啓発本がたくさんある現代に、この詩で頭をがつんと一発!なんて・・・
私は松篁の絵を観たことはないのですが、絵の中に引き込まれていくような気がしますね。
母親の松園の絵に似ていますね♡
先生、あちこち美術館へ行かれていてアクティブ~!
そういえば「高野山ー祈りの美」は今日、倫子と行こうと思ったら、昨日終わっていました・・・先生、迅速ですね!(笑)
薄っぺらなポジティブシンキングの自己啓発本がたくさんある現代に、この詩で頭をがつんと一発!なんて・・・
私は松篁の絵を観たことはないのですが、絵の中に引き込まれていくような気がしますね。
母親の松園の絵に似ていますね♡
先生、あちこち美術館へ行かれていてアクティブ~!
そういえば「高野山ー祈りの美」は今日、倫子と行こうと思ったら、昨日終わっていました・・・先生、迅速ですね!(笑)
2015/03/17 Tue 23:19 URL [ Edit ]
Makiko
まさしく…「ばかものよ」と渇を入れられ、愛情を感じています^^;
他にもあった松篁の絵は、どの鳥も目が可愛くてどこか牧歌的な雰囲気を感じました。
鳥の観察のためにインドやオーストラリア、東南アジア等を旅行されたそうです。
その為でしょうか、色彩がとても印象深く近代的でしたよ。
でも格調高く上品さはやはり松園の絵に似ています☆
日本画いいなぁ~^^
他にもあった松篁の絵は、どの鳥も目が可愛くてどこか牧歌的な雰囲気を感じました。
鳥の観察のためにインドやオーストラリア、東南アジア等を旅行されたそうです。
その為でしょうか、色彩がとても印象深く近代的でしたよ。
でも格調高く上品さはやはり松園の絵に似ています☆
日本画いいなぁ~^^
2015/03/18 Wed 17:14 URL [ Edit ]
| Home |