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2016.05.10
大哉心乎~帰京日記その1
日本の茶祖
京都最古の禅寺である建仁寺を建立した栄西禅師(1141-1215)の言葉、
「大いなるかな心や」

お天気に恵まれたGW、久しぶりに京都に帰りました。
青もみじが美しく映える新緑の季節に、
爽やかな風に身を委ね、心遊ばせる如く、
ゆるり有り難き時を、しばし楽しんでまいりました。

大(おお)いなる哉(かな)、心や。
天の高きは極(きわ)むべからず、しかるに心は天の上に出づ。
地の厚きは測るべからず、しかるに心は地の下に出づ。
日月の光は踰(こ)ゆべからず、しかるに心は、日月光明の表に出づ。
大千沙界(だいせんしゃかい)は窮(きわ)むべからず、しかるに心は大千沙界の外に出づ。
それ太虚か、それ元気か、心はすなはち太虚を包んで元気を孕(はら)むものなり。
天地は我れを待って覆載(ふくさい)し、日月は我れを待って運行す。
四時(春夏秋冬) は我れを待って変化し、万物は我れを待って発生す。
栄西『興禅護国論』(序文)
(意訳)
私たちのもつ心とは何と広大なものであろうか。
天空の高さはきわまりないが、心はその高さをも超えることができる。
大地の厚さは測ることができないが、心はその厚さをも越えることができる。
太陽や月の光明より優れるものはないが、心の輝きはその光明をも凌いでいる。
宇宙は果てしないものだが、心は宇宙を越えて無限である。

人間はどうあるのか、
いかに生きるのか、
どの心を得、生き、在るのか。
「心」という持ち方の大切さを説いた栄西禅師の真意を胸に、
瞑想し、写経を納め、心静かに「いまここ」味わいました。


広大な建仁寺の敷地中にある栄西禅師の茶碑です。
その後方、むしろに覆われているのは小さなお茶畑(^-^)/
もうお茶摘みの季節ですね!
暦の上では立夏を迎えました。皆さま、如何お過ごしでしょうか。
しばし新緑の帰京日記~徒然なるままに、お付き合いください♪


京都最古の禅寺である建仁寺を建立した栄西禅師(1141-1215)の言葉、
「大いなるかな心や」

お天気に恵まれたGW、久しぶりに京都に帰りました。
青もみじが美しく映える新緑の季節に、
爽やかな風に身を委ね、心遊ばせる如く、
ゆるり有り難き時を、しばし楽しんでまいりました。

大(おお)いなる哉(かな)、心や。
天の高きは極(きわ)むべからず、しかるに心は天の上に出づ。
地の厚きは測るべからず、しかるに心は地の下に出づ。
日月の光は踰(こ)ゆべからず、しかるに心は、日月光明の表に出づ。
大千沙界(だいせんしゃかい)は窮(きわ)むべからず、しかるに心は大千沙界の外に出づ。
それ太虚か、それ元気か、心はすなはち太虚を包んで元気を孕(はら)むものなり。
天地は我れを待って覆載(ふくさい)し、日月は我れを待って運行す。
四時(春夏秋冬) は我れを待って変化し、万物は我れを待って発生す。
栄西『興禅護国論』(序文)
(意訳)
私たちのもつ心とは何と広大なものであろうか。
天空の高さはきわまりないが、心はその高さをも超えることができる。
大地の厚さは測ることができないが、心はその厚さをも越えることができる。
太陽や月の光明より優れるものはないが、心の輝きはその光明をも凌いでいる。
宇宙は果てしないものだが、心は宇宙を越えて無限である。

人間はどうあるのか、
いかに生きるのか、
どの心を得、生き、在るのか。
「心」という持ち方の大切さを説いた栄西禅師の真意を胸に、
瞑想し、写経を納め、心静かに「いまここ」味わいました。


広大な建仁寺の敷地中にある栄西禅師の茶碑です。
その後方、むしろに覆われているのは小さなお茶畑(^-^)/
もうお茶摘みの季節ですね!
暦の上では立夏を迎えました。皆さま、如何お過ごしでしょうか。
しばし新緑の帰京日記~徒然なるままに、お付き合いください♪

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