5頭だての馬車をご想像されてみてください


「アートマンを車主と知れ。
肉体を車、覚を御者、意を手綱と心得よ。
賢者たちは、もろもろの知覚器官を馬とよび、
諸知覚に対応する諸対象を道路とよんでいる」 (佐保田鶴治氏訳)


これは、古代インドの経典『カタ・ウパニシャッド』にでてくる、
「ヨーガの心理作業」を説明する経文です。

アートマン・・・車の所有者、真なる我、霊魂
肉体・・・車体、ボディ
覚・・・御者、運転手、精神性、思考の制御力
意・・・手綱、ハンドル、意思、思考器官、諸知覚の制御力
知覚器官(眼・耳・鼻・舌・触覚)・・・馬、エンジン

そして
道路・・・諸知覚器官の対象=人生


先月の東京マラソンの日、日本橋クラスでこの経文についてお話しさせていただいたところ
マラソンを走られるCさんが素敵なご感想をお寄せくださいました

ご本人さまの許可のもと、そのまま下記シェアさせていただきます


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何故マラソンを走るのか。
クラスのあと考えてみて、私にとっては
「今」を意識することができるからだ、と気づきました。

御者は、5頭の馬たちの疲れ具合や車体の痛み具合に常に
気を配ります。
その御者は、マラソンの本番になるとどこからともなく登場する
何か次元の違う存在(アートマン?)と対話しようとします。
気づかないうちに膝に負担が出ていないか。
知らないうちにオーバーペースになっていないか。
今水を飲むべきか、やめるべきか。
一瞬一瞬に集中します。
そこには、過去も未来もなく、あるのは現在だけ。
たとえば10キロ地点を通過したらそれはもう過去で
次の一瞬だけに集中する。
目標点はなく、一瞬一瞬だけの世界。
マインドフルネスですね!

だから、ゴールすると、達成感を感じるより
「もう私は走っていない」という淡々とした気持ちになるのだろうと
気づきました。
私にとって貴重なのは、レース中の一瞬一瞬であって、
日常生活でそこまで今に集中することはなかなかむずかしい。
その集中を体感したくて、レースに出ていたのかもしれません。

マラソンって、ヨガだったんですね!
気づきをありがとうございました。


以上✨✨✨


Cさま、ありがとうございました
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