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2013.02.27
かがみ

Picasso @MoMA
鏡に向かう我と、写し出される我の姿、
この絵の前に立つ度に、考えること感じるものが違う。
美術館へ足を運ぶのは、対象である作品を鑑賞にいくのだけれど、
本当は、その時の主体である側の自分の心を観せてもらっている気がする。
そういえば、
シヴァナンダのNYセンターには鏡がない。
教室にはもちろん、更衣室にも、バスルームにも。
「この世は幻影マーヤ。
無用な思考や感情で悩まされるでないぞ。」
そんなシヴァナンダジの声が聞こえて来るようです。^^
「私は体ではない、心でもない。
私はすべてに満ちわたる純粋意識、サット・チット・アーナンダだ。
私は無執着だ。何物にも乱されることはない。」
そう思うことで、外に向いていた心は内に向き、アートマンに止まる。
これがヴェーダーンタの修行だよ、と。
鏡がまったく存在しない世界。。考えてみるとおもしろい。
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