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(図録に並んだ野菜は全く関係ありませんσ^_^; 初収穫した今朝採りゴーヤです。
なんとなく、穏やかなS字カーブが女性の立ち姿っぽくて、一緒に撮ってみました(*^^*))

松園さんの絵に触れる度、清々しくて、たおやかで、
観るものを、品良くさせる不思議な世界へと誘われます。

そんな松園さんの画家として強い魂の言葉を見つけました!
長いですが全文引用しますね。

「私は大てい女性の絵ばかり描いている。
しかし、女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。

一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ
私の念願とするところのものである。

その絵を見ていると、邪念の起こらない、またよこしまな心をもっている人でも、
その絵に感化されて邪念が清められる…

といった絵こそ私の願うところのものである。
芸術を以て人を済度する。

これ位の自負を画家はもつべきである。
よい人間でなければよい芸術は生まれない。

これは絵でも文学でも、その他の芸術家全体にいえる言葉である。
よい芸術を生んでいる芸術家に、悪い人は古来一人もいない。

みなそれぞれ人格の高い人ばかりである。
真・善・美の極致に達した本格的な美人画を描きたい。

――上村松園 」


芸術を以て人を済度する!
そんな芸術家としての決意の現れが、絵力となっていたのですね。

よい人間でなければ、よい◯◯は生まれない!
これはたいへん厳しい言葉、求道者のよう。

いつもヨガのクラスでお話ししている世界観とも通じていて…

「思考→行動→習慣→人格→人生」

人格、そして人生は何から創られるのか!

最初の種となる、思考、決意、意思…何を心に描き、植え付けているかと自問しつつ、
松園さんの世界に惹き込まれるのでありました


「特別展 上村松園 生誕140年記念」、山種美術館で21日まで開催されています♪
2013.03.17 Bach's B Minor Mass
日本は桜が開花したそうですね!
私が東京に着く頃は、もう満開でしょうか~

今日は、St.Patrick's Dayで5th Av.ではパレードが行われていました。
まだまだ寒さが続くマンハッタンですが、
春を楽しみに待ちつつも、残り少ない冬を楽しみたいこの頃です♪


大学が一週間の春休みに入って、少しゆったりモードになった娘が
ニューヨーク・フィルのコンサートに誘ってくれました♪

@Avery Fisher Hall



バッハのミサ曲、B Minor Massです。

人間の声、というのはなんと素晴らしい楽器でしょう♪
私ラテン語はまったくわかりませんが…
バッハの美しい旋律と共に、魂に直に響いてきます。

Alan Gilbert on Bach's B Minor Mass

スタンディングオベーションの感動的なコンサートでした。


今週はアシュラムでサンスクリット語の、
そしてリンカーンセンターでラテン語の、
それぞれに表現する言葉は異なれど、神への愛を表現する行為は同じで・・・

献身愛で神に近づいていき、
自我を明け渡し、無くしてしまうことが素直にできる営み、
またその行為によって
自らを癒してきた人間の営みの歴史を思ったりしてみるのでした。


Lincoln Center

愉しませてくれた娘よ、素敵なプレゼントをありがとう~☆